ショルダーバッグのオーダーを頂きました!
ホームページのギャラリーにあるトートバッグをアレンジしたオーダーとなります。
ベースとなるトートバッグがコチラ。
トートバッグとしてはもちろん、ベルトを装着してショルダーバッグとしても愛用できる作品です。
このカバンをベースに打ち合わせを行い、ご要望を伺ったとこ…。
・一回り小さいサイズでの制作
・トートバッグの持ち手は不要
・前面に外付けポケットを増設
などなど。
それらの要望を汲み取り、作業開始!
まずは断裁です。
パーツは写真より更に増え全26パーツ
ポケットにはワンポイントで花柄のカービングを入れる事になりました。
花の模様はギャラリーにある作品の中からお選びする事もできますし、お好きな花を彫る事もできますよ。
と、お伝えしたとこ、即答でハイビスカスをリクエスト!
ハイビスカスの存在は認識はしているものの、カービングとして彫るのは初めてであり、どの様に彫るかじっくり観察してみたとこ、花びらの重なり方に特徴があるんだなという事を知りました。
この重なり方を意識してデザインを描き、その都度確認してもらいます。
ラフの段階でハイビスカスを描き、確認してもらったとこ、ハイビスカスに見えないと言われました笑。
なんとか見える様に微調整を重ね、デザイン画のOKをもらいます♪
デザインが決まりましたらカービング開始!
まずはカットワーク
ツルの彫り方も普段とは異なるテイストとなります。
続きまして刻印を施しカービング終了です♪
また、ポイントポイントで染色を施し2トーンカラーのカバンとなります。
染色は数あるレパートリーの中からマホガニーをチョイス☆
内パーツですが、ファスナー付きポケットとオープンポケットが装着されます。
ご自身のお名前の刻印入れを希望されましたので、しっかり打刻♪
ギャラリーのトートバッグにも標準装備している内パーツですが、今作は一回り小さいという事もあり、内パーツも一回り小さくなったものの、オープンポケットにはタバコが2箱入るスペックです。
そんなこんなで少しずつ形が出来上がってきました。
ギャラリーのカバンより一回り小さいと言えどもカバンはカバン。
大きい作品である事には変わりはありません。
今回の作品で縫製作業だけでも10時間は軽く超えてます。
ミシンだと一瞬で終わる作業ですが、ハンドメイドをモットーとする工房なのでミシンは使いません。
そもそもミシンを持っていません笑。導入する気もありません。
なんとか無事に作品完成です!
マホガニーがアクセントとなり、いい感じに仕上がりました!
ハイビスカスを赤く染めるかどうかで、色味を直接見たいと工房に来店され、立ち合いの元、確認してもらいながら染めました!
ツルを緑染めはどうかと提案もしたのですが、打ち合わせの結果全体のバランスを考慮し、タンで染めました。
花とツルの両方ともグラデーションをかけています。
裏面は比較的シンプルなデザインです。
リクエストで右下にココペリロゴとオルテガロゴ。制作年を少しフライングして2018と打刻。
2018年度のLeathercraft ZUNI新作モデルみたいになりました笑。
サイドにはドロップハンドルを装着し、ビーズアクセサリーにて動きある作品となります。
合計4本ある鹿紐に取り付けるビーズは全て異なるタイプをリクエストされ、組み合わせはお任せ頂きました。
色や並べ方次第ではシックにもポップにもできますので、どんな感じがお好みかを把握し、この様に仕上げました♪
ビーズアクセサリーはワークショップも開催しており、ご自身でお好きな組み合わせで作る事もできます。
ギャラリーでも作品を用意してますので、そちらのご購入やアレンジもできます☆
ワークショップ記事はコチラ
ギャラリーの作品ページはコチラ
ショルダーベルトの帯革には小さめのコンチョを2つずつ装着!
コンチョや染色、ステッチカラーなどで作品の雰囲気は随分と異なります。
好みを最大限に引き出せるレパートリーをそれぞれ数種類ずつ用意しています。
詳細はホームページのセレクトページよりご確認下さいませ。
ギャラリーのトートバッグより一回り小さいとのリクエストでしたが、実際の比較がこちらです。
ミユキさんお待たせしました!
申し分ないと有難いお言葉ありがとうございます♪
拘りの沢山詰まった作品となりましたので、末永くご活用下さい☆
バイクで日本一周旅後にレザークラフトを学び、Leathercraft ZUNIとして活動を開始。
向上心・好奇心を忘れる事なく、ハンドメイドならではの温もり溢れる作品を、ひとつひとつ魂を込めて制作しています!